2010-01-01から1年間の記事一覧

郵便ポストの貯金箱

ポストの貯金箱は、ブタの貯金箱と同様、最も一般的な貯金箱の定番と言えます。 郵政資料館による、郵便ポストの移り変わりを見ると、明治4年に、脚付の台に四角い箱を載せた木製ポスト、書状集箱が、最初のポストでした。明治5年には、杉板を四角に柱のよう…

蔵の貯金箱

蔵の貯金箱は、明治時代の代表的な貯金箱です。当時は、大事な財産などを、頑丈で、火災にも強い土蔵に収めていました。たくさんの蔵の数が、その家の豊かさを現わすものでした。これらから、蔵の貯金箱は、庶民の豊かさへの憧れ、象徴としての気持ちが現れ…

布袋の貯金箱

布袋の貯金箱は、明治時代の中頃から、七福神の一人として作られ始めました。布袋さんは、開運・良縁・子宝の神様として信仰されています。 布袋さんは、中国の唐の末期、淅江省に実在し、本名が、釈契此と言う僧であったと言われています。吉凶を占えば、必…

恵比寿・大黒の貯金箱

明治時代中頃から大正時代末期頃まで、縁起もの貯金箱として、恵比寿・大黒の貯金箱が、盛んに作られました。 恵比寿さまと大黒さまは、共に七福神の一人で、恵比寿さまは、漁の神様、大黒さまは、豊作の神様、二人合わせて招福・商売繁盛の商いの神として民…

貯金箱の流れ

[日本]貯金箱のルーツ 縄文時代に現れた「甕(かめ)」ではないかと言われています。甕は、稲作が始まり、穀物を貯える為に必要とされました。ここから、「貯える・備える」の考えが 始まりました。 室町時代の「せんべい壺」(伊賀で焼かれた、深さ、28センチ…